インフラ計画 詰め甘い 植物園工事で江尻氏が質疑 茨城県議会

日本共産党の江尻加那茨城県議は、10月10日の県議会本会議の議案質疑で、11月にオープンが迫った県植物園(那珂市)のリニューアルエ事で、県が「当初想定できなかった」という理由で、汚水処理設備と電気設備、防火水槽の設置など3億9千万円の増額補正予算を出したことについてただしました。

当該工事は、宿泊や温浴施設を備えた植物園にリニューアルして県内外からの集客を見込んだ事業費30億円の施設整備計画であり、9月7日投開票で3期目の当選を果たした大井川和彦知事の肝いり事業の1つです。

江尻氏は、「排水や電気、防火設備のどれも、初期の設計段階から見込んでおくべき中身ではないか」と指摘しました。

江尻氏は、もうけ優先の大井川知事が民間のノウハウを活用すると選択したプロポーザル方式の進め方についてふれ、「必要なインフラ計画の詰めが甘かったのは、プロポーザルによる一括発注の弊害ではないか」と批判しました。

県はこの間の経緯などを説明し、総台的な判断から「来月29日のリニューアルオープンをめざす」と答弁しました。

(「しんぶん赤旗」2025年10月15日付より転載)

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