国は現場の声聞いて はたやま和也氏、JAと懇談 茨城
日本共産党のはたやま和也元衆院議員(参院比例予定候補)は5月14日、JA茨城県中央会(水戸市)を訪ね、農政広報部や県域営農支援センターの職員と、米問題をはじめ、農業問題について懇談しました。高橋誠一郎氏(参院茨城選挙区予定候補)と江尻加那県議が同席しました。

JA関係者(手前)と懇談する高橋氏、はたやま氏、江尻氏(中央左から)=5月14日、水戸市
JAは、米の作付けでは飼料米を減らし、主食用米を増やしている状況を紹介。昨年の米不足の影響で、今年分は例年より早く卸売業者らが米確保に動いている実情などを話しました。
はたやま氏は、水田活用交付金制度の水張り要件をなくす方向性を政府が打ち出していることについて、その影響を質問。JAは、水田活用交付金を受給しやすくなる農家が生まれる見通しを示しつつ、「新しい制度をつくる中で、国にはきちんと現場の声を聞いて、実行可能な計画を進めることを求めたい」と語りました。
はたやま氏は、「農家で食べていける制度設計が大事。共産党は軍事費を増やすよりも農業予算を増やすことを求めています」と伝えました。
高橋氏は、「朝食がパンになったことや、食堂のランチで白飯のお代わり無料が無くなったこと」など、県民から寄せられた米価高騰の影響を紹介。
江尻氏は、生産者も消費者も「みんなで米をどうしていくのか考えることが大事だ」と強調しました。
(「しんぶん赤旗」2025年5月15日付より転載)