本当の復興へ原発はNO 茨城・北部地区の共産党議員ら福島を視察

茨城県の日本共産党北部地区委員会の議員らが実行委員会をつくり、「福島第1原発事故から15年 今の福島を自分の目で見よう」と、5月14日、現地視察を行いました。

伝言館で参加者たちに説明する丹治さん

伝言館で参加者たちに説明する丹治さん(左から4人目奥)=5月14日、福島県楢葉町

福島県いわき市在住の丹治杉江さん(ヒロシマ・ナガサキ・ビキニ・フクシマ伝言館事務局長)の案内で、福島第1原発から5キロ圏内の大熊町や双葉町の帰還困難区域の実態を目の当たりにしました。

視察は、20キロ圏内の伝言館(楢葉町)からスタート。放射線量は、10キロ圏内の富岡町に入ると、毎時0.121マイクロシーベルトになり、帰還困難区域の大熊町では1.549マイクロシーベルトへと上昇しました(走行車中測定)。

丹治さんは、「福島県は、公衆の被ばく限度が国際的勧告の年1ミリシーベルトの20倍、原発作業員は年50倍の被ばくが容認させられており、大きなストレスになっている」と強調しました。

原発事故から15年たっても、大熊町の帰還困難区域は線量が高いため、壊したくても壊せない空き家が点在し、雑草が生い茂っていました。

一方で、数メートル先が帰還困難区域でありながら、復興事業を推進する中間貯蔵事業情報センター(環境省)や大熊復興災害住宅群、学び舎夢の森(0~15歳が学ぶ一貫校)、町役場や店などが立ち並び、子どもたちが外で遊ぶ姿がありました。

丹治さんは、「帰還困難区域のすぐ隣に学校という信じがたい実態。これが福島の復興だ」と批判しました。

党の大名美恵子東海村議は、原発事故を起こした責任をあいまいにしてきた国や電力会社の無責任さを指摘し、「本当の復興のためにも、原発はNO!福島支援の重要性を改めて感じた」と語りました。

(「しんぶん赤旗」2026年5月16日付より転載)

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