沖縄を再び戦場にするな 憲法フェスティバル行われる 水戸
「戦後80年~新しい戦前より水遠(とわ)の平和を~」と、実行委員会(田村武夫代表)が主催した憲法フェスティバルが5月3日、水戸市の千波公園で開かれました。
800人の参加者は、「沖縄を再び戦場にするな」、「軍拡より米を食わせろ」とアピールしました。
主催者あいさつで田村氏(茨城大学名誉教授)は、日本が80年間戦争せずに来たのは、「国民の9条守れの声と運動によるもの。引き続き一緒に(力を)携えていきましょう」と呼びかけました。
前泊博盛・沖縄国際大学大学院教授が、「いま再び迫る戦争の危機~際限なき軍拡阻止のための沖縄からの警告~」と題して記念講演。
政府が軍事予算を青天井のように増やし、自衛隊基地強化を進め、戦争に向けた準備が進んでいる実態を指摘し、「軍備を強化したら巻き込まれる恐怖が大きくなる。沖縄有事は台湾有事。台湾有事になったら日本は火だるまになる」と強調しました。
また、「戦争するのか、しないのかではなく、戦争はしてはいけない」と述べ、「アメリカと中国のどちらかを選ぶのではなく両方選ぶ。そして国民全体をあげて考えていくことが大事だ」と力説しました。
9条の会交流会や「被爆80周年─被爆者と語ろう」など、テント企画もありました。
(「しんぶん赤旗」2025年5月10日付より転載)