憲法守り平和決意 百里初午まつり開かれる 小美玉

茨城県小美玉市にある航空自衛隊百里基地に隣接する百里平和公園で2月11日、毎年恒例の「百里初午まつり」が開かれ、県内外から約450人が集まりました。

県内外から400人を超える参加者でにぎわう百里初午まつり

県内外から400人を超える参加者でにぎわう百里初午まつり=2月11日、茨城県小美玉市

主催の百里基地反対同盟の梅沢優さんは開会あいさつで、茨城空港の新たな誘導路(滑走路)設置計画で、一坪運動地の強制収用が現実のものになりかねない状況を指摘。さらに「日米安保条約を破棄することが重要な運動だ」と語りました。

百里弁護団の谷萩陽一弁護士は、土浦市に9条の碑建立の運動が進んでいることにふれ、「基地機能強化ではなく、憲法を守り平和への決意を固め合っていこう」と呼びかけました。

茨城平和擁護県民会議や県平和委員会、県農民連、日本共産党、社民党、新社会党、日本山妙法寺など各団体の参加者が、「憲法を生かした政治を」、「戦争のために土地は譲らない」、「軍拡優先の政治をやめさせよう」など、平和への決意を語りました。

共産党の高橋誠一郎氏(参院茨城選挙区予定候補)は、「戦争準備ではなく、対話と包摂による平和外交を進めていきましょう」とあいさつ。江尻加那県議や地方議員らも参加しました。

(「しんぶん赤旗」2025年2月13日付より転載)

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