憲法9条は人類の到達点 佐々木東洋大教授が講演 茨城・土浦
土浦憲法9条の碑建立1周年を記念し、「戦後史のなかの憲法9条」と題した佐々木啓氏(東洋大学教授・日本近現代史)の講演会が4月26日、茨城県土浦市で開かれました。主催は、憲法9条土浦の会と土浦に憲法9条の碑をつくる会。

佐々木氏(演壇)の講演に聞き入る会場いっぱいの参加者たち=4月26日、茨城県土浦市
佐々木氏は、世界で戦渦が広がる中での「憲法9条の意義」について、▽終わりなき軍拡競争に終止符を打つメッセージ▽日本から攻撃することは絶対にしないというメッセージ(戦争でなく平和の準備)▽横暴な戦争から自衛隊員の生命を守る─など、「9条を持つ日本だからこそ積極的に打ち出す時。日本は戦争しないと決めた国として政治や国際情勢を切り開く役割がある」と力説しました。
佐々木氏は、人類史の大きな流れの中で捉えた時に、「9条はアメリカから押しつけられたものではない。二つの世界大戦で多くの人々が犠牲になり、失敗を繰り返して築かれた人類の一つの到達点でもある」と強調し、憲法97条を紹介。「これは日本の平和主義そのもので、9条の精神だ」と語りました。
戦争反対への新しいアプローチとして、若い世代の作家の戦争作品を紹介。それぞれの感性で「戦争反対」を発信していることも語られました。
(「しんぶん赤旗」2026年4月27日付より転載)
