平和願い“赤い涙” ガザ大虐殺に抗議 水戸
「ガザで失われた命を悼み、一粒の赤い涙を描いてください」と呼びかけながら、犠牲者(殉教者)1人ひとりの名前と年齢を読み上げる平和行動「TEARS FOR GAZA ガザに涙を。@Mito」が3月10日、茨城県のJR水戸駅前で行われました。
毎週末にパレスチナ・ガザに対するイスラエルのジェノサイドに反対する活動をしている、「パレスチナの自由と平和を願う水戸駅南ロアクション」のメンバーが企画しました。
連日のガザでの大虐殺に対して、自分たちができることをメンバーで話し合い、初めての「赤い涙」に取り組みました。
道行く人は、視線を寄せながら、描くのはためらっている姿も見られましたが、中学生や高校生、子ども連れの家族などが参加する場面もありました。
昨年11月に日本に来たという英語教師のイギリス人女性(27)は、ロンドンで仕事をしている時に、アフガニスタンやスーダン、ベトナムなどから避難してきた戦争孤児に英語を教えていた経験を語り、「平和への思いはとても大きい。ニュースで見るパレスチナのこと、そこにいる人のことを考える。私たちはその人たちと確かにつながっている。パレスチナは戦争でなくジェノサイド」と描いた思いを語りました。
(「しんぶん赤旗」2024年3月12日付より転載)