大津漁協 解雇撤回を 水戸地裁で結審 「隠ぺい許せぬ」

大津漁業協同組合(茨城県北茨城市)から解雇された男性2人が不当解雇撤回を求めている裁判で2月2日、水戸地裁(三上乃理子裁判長)で原告が最終の意見陳述をし、結審しました。判決は4月26日の予定。

2人は、隠ぺいされたシラスの放射能数値を内部告発したことで解雇されました。原告の鈴木基永氏は、地元に貢献する仕事がしたいと大津漁協に就職。地域の役に立ちたいと頑張ってきた思いを語り、「地域の誇りである豊かな海を守り、漁協を発展させていくことに貢献したい。隠ぺいされたシラスの放射能数値の問題は許せない。子どもたちの未来をないがしろにしてはならない。正義にかなうご判断を」と訴えました。

原告らの担当弁護士は、2年に及んだ裁判を振り返り、解雇されて収入が途絶えた原告らにとって、長引く裁判は死活問題と指摘。証拠のねつ造をした不誠実な被告側を厳しく批判しました。

裁判後の報告集会で、原告の永山孝生氏は、「最初は1人だったがたくさんの縁に恵まれ、たたかってこられたことに感謝する」と発言。応援傍聴にかけつけた福島原発告訴団の武藤類子氏から、「原発事故をめぐって、さまざまなことが起こっている。理不尽、不正、分断など納得できないことがたくさん。声を上げる勇気はすごい」と激励がありました。

(「しんぶん赤旗」2024年2月5日付より転載)

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