新産業廃棄物最終処分場の建設 小林真美子氏「計画撤回を」 茨城・日立
茨城県日立市議会で12月11日、日本共産党の小林真美子市議が一般質問に立ち、「新産業廃棄物最終処分場の建設計画の撤回」を求めました。
諏訪町の太平田鉱山跡地に整備予定の新産業廃棄物最終処分場は、2023年3月に基本設計が完了し、一般社団法人茨城県環境保全事業団が実施設計を進め、2026年度末に完成供用を目指しています。
党議員団はこの間、計画埋め立て地が、西と南と東の3方向から水が流れ込む沢の状況や洪水の危険性など、基本計画の問題点をただしてきました。
建設に反対する市民団体が、9月8日の台風13号被災直後に上空から撮影した状況を示し、予定地内の湖が防災ダムの役割を果たすことも紹介。小林氏は、「自然の摂理を壊す開発はやめるべきだ」と、危険な新産業廃棄物最終処分場建設の撤回を求めました。
市は「丁寧な情報提供に努めていく」と答弁しました。
また、田尻町の大田尻川下流での油流出被害が今年になって複数回発生し、流出が人的要因か、油が有害物質かなど、住民の不安が高まっている問題について、原因究明と再発防止策を求めました。
市は「県や消防本部などと連携して対応する」と答弁しました。
(「しんぶん赤旗」2023年12月19日付より転載)