東海第2再稼働求める意見書 2件が議決 日本共産党は反対 茨城・東海村

茨城県の東海村議会は12月15日の本会議で、約2年半にわたり審査してきた請願結果をまとめました。

採択は、2021年6月1日と9月30日に付託された2件、「日本原子力発電株式会社東海第2発電所の再稼働について意見書提出を求める請願」で、意見書提出の議員発議も賛成多数で議決されました。

不採択は、2022年3月1日付託の「東海第2発電所の燃料装荷に始まる再稼働に反対する意見書提出を求める請願」と「東海第2発電所の再稼働に反対する請願」、2023年9月1日付託の「『誰一人として取り残さない避難計画ができるまでは東海第2原発の再稼働は認めない決議』の採択を求める請願書」3件。

新政とうかいの議員は、「村内経済の維持と発展に重要な原子力。脱炭素社会へCO²排出量削減やベースロード電源に重要なもの」と主張しました。

日本共産党の大名みえ子村議は、「脱炭素化や経済の維持発展を原発に頼るのは、福島原発事故を何ら学んでいない。日本は世界にも立ち遅れているエネルギー自給率を上げるべきだ。原電の施工不良も、規制委員会の使用前検査が済んでいない中、議会が先走って意見書を上げるようなことはあってはならない」と主張しました。

(「しんぶん赤旗」2023年12月19日付より転載)

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