小池えつ子氏 まちづくり語る 茨城・取手市長選で公開討論会

茨城県取手市長選(4月16日告示・23日投票)で勝利をめざす「希望の取手をつくる会」の小池えつ子前市議(47)=新、日本共産党推薦=と、取手市長選に立候補を予定している中村修氏(61)=新、自民党前県議=の公開討論会が4月10日、市内で開かれました。茨城南青年会議所が主催したもの。

小池氏は、「命の平等が貫かれる市政にしたい」と強調し、妊娠・出産・子育てを通じた経済的な負担軽減を公約。

市が中小企業の振興条例を制定したことに触れ、地域経済を支える事業者への支援が重要だとして、状況調査にもとづく振興策、地場産業の活性化や農産物の価格保障制度の創設を訴えました。

藤井信吾市長が開発優先の市政運営を進めるもとで、中村氏は現市政の継承を表明。イオンが展開する商業施設を誘致する桑原地区開発をめぐり、「事業を加速させたい」とし、JR取手駅西口の再開発について、東西口自由通路の整備を掲げました。

小池氏は取手駅周辺のまちづくりについて、「民間の再開発事業を求めるのではなく、既存の空きビルの再生と合わせてにぎわいをつくる必要がある」と指摘。協議会を設置し、市民の意見を踏まえたまちづくりを提案しました。

(「しんぶん赤旗」2023年4月12日付より転載)

おすすめ