茨城県議選12月11日投票 当落線上の大激戦

1票を争う大激戦となっている茨城県議選(定数62)は12月11日に投開票されます。日本共産党は、▽東海第2原発の再稼働ストップ▽全国8位の財政力を暮らし・福祉に▽大軍拡・大増税を狙う岸田文雄政権に退陣の審判を下そう―と訴え。党と後援会は、現有2議席の絶対確保と議席増をめざし、対話・支持拡大で奮闘しています。

共産党の現職2氏は当落線上です。過去最多の10人が立候補する水戸市・城里町区(定数6)は、3期目をめざす江尻かな候補が「危険な放射能に子どもや故郷をさらさない」と東海第2の廃炉を力説しています。

定数5に8人が立候補するつくば市区は、党県議団長の山中たい子候補が「市内での県立高校新設の願いを託してほしい」と全力。他陣営が山中落としを図る中、県民要求を届けてきた党議席の値打ちを広げています。

取手市区(定数2)は、共産党の佐野太一候補=新=と自民党現職2氏が争う激戦。佐野候補が激しく追い上げています。党と後援会は「自民党の2議席独占を打ち破ろう」と訴えています。

党県委員会は「最終盤の頑張りが勝敗を決める」とし、対話・支持拡大をやりつくそうと訴えています。

茨城県議選12月11日投票 政策伝え切り

全国注視の茨城県議選は12月11日に投票されます。日本共産党候補は12月9日、政策を伝え切り、何としても勝利しようと各所で訴えました。

子育ての安心広げる 水戸市・城里町区 江尻かな候補

コロナと物価高騰で暮らしが大変です。茨城で子育ての安心を広げたい。学校給食費や子どもの国保税や医療費、2歳までの保育料を無償にします。

車がなければ不便なのが水戸市です。1回300円で高齢者が便利に利用できるデマンドタクシーを全市で走らせましょう。茨城は全国8位の恵まれた財政力があります。それが実感できないのは、税金の使い方が間違っているから。
霞ヶ浦導水事業など無駄な公共事業はきっばりやめるべきです。ダメな予算にはダメだと主張し、必要な予算への転換を求める日本共産党の議席を何としても押し上げてください。

危険な東海第2原発の再稼働もやめさせましょう。事故が起きれば避難は不可能。核のゴミを増やすエネルギーではなく、茨城の自然を生かした再生可能エネルギーに転換させましょう。食料自給率の向上へ、農業支援が必要です。女性の声と暮らしの願いを届け、税金無駄遣いのチェック役としてはたらかせてください。

県立高新設の願いを つくば市区 山中たい子候補

物価高から生活を守る。県の大切な責任です。知事が提案する大型開発の無駄遣いに、他の全会派は賛成しました。

県議会唯一の野党として、日本共産党は県政をチェックし、暮らしの願いを届けてきました。全国8位の財政力を子育て支援、医療福祉に使います。県立高新設の7,700人の署名を市民が集めました。他の全会派はこれを事実上廃案にした。オールつくばの市民要求、私とご一緒に実現しましょう。

地産地消で学校給食を無償にし、子どもの国保税をゼロにします。特養ホームを増やし、介護保険の負担を軽くします。

東海第2原発の再稼働を止め、再エネヘ転換します。原発マネーを受け取らず、ブレない党だからできます。

岸田政権は軍事費倍増をすすめ、県議会自民党は改憲の意見書を数の力で通しました。反戦平和を貫いた日本共産党。憲法9条を守る願い、平和と暮らしへの願いを私に託してください。どうかご支持を広げてください。

県の財政力暮らしに 取手市区 佐野太一候補

カウンセラーとして多くの方々の悩みに寄り添ってきました。心の健康の問題は個人の力だけでなく、行政などの支援が必要です。より多くの方を支えるためには政治を変えねばならないと県議に立候補しました。

茨城県は全国第8位、年間1兆2800億円もの財政力があります。ところが県は医療や福祉は全国最低レベル。保健所や病院を減らし、医師、看護師の数も足りません。一方で、何千億円もの導水事業や船の来ない港の工事に無駄遣いを続けています。こうした自民党中心の県政を変えねばなりません。

私は県の財政力を暮らしに生かします。子育て支援や若者の最低賃金の引き上げもできます。高齢者の方から要望の多い補聴器の購入補助、タクシーチケットや乗り合いのタクシーを利用できるように変えられます。

取手市区では自民党の2議席独占を許さず、何としても私、佐野太一を県議会に送っていただき、この仕事をやらせてください。

12/11投票の地方選

茨城県議選

茨城県議選が11日に投票されます。水戸市・城里町選挙区では現職の江尻かな候補(49)、つくば市選挙区では現職の山中たい子候補(71)、取手市選挙区では新人の佐野太一候補(54)、東海村選挙区では新人の川崎あつ子候補(69)が奮闘しています。

茨城・笠間市議選

茨城県の笠間市議選(定数22)が11日に投票されます。日本共産党の現職、石井栄候補(72)と林田みよ子候補(76)が、子育てしやすく、高齢も住みよい笠間をつくるために、2議席必ずと訴えています。

学校給食費と2歳までの医療費の無償化や、市立病院の診療科拡充、東海第2原発の再稼働ストップなどの公約を掲げ、奮闘しています。

茨城・坂東市議選

茨城県の坂東市議選が11日に投票されます。現職のふじの稔候補(69)は定数20に21人が立候補する少数激戦のなか、市民の要求を引き続き議会に届けるために、なんとしてもと訴えています。

国保税や水道料金の引き下げ、学校給食費の無料化、子ども医療費の窓口負担無償化などの政策を掲げ、奮闘しています。

(「しんぶん赤旗」2022年12月10日付より転載)

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