東海第2原発差し止め訴訟 原電側尋問 大規模地震否定せず

運転開始から41年を超えた東海第2原発(茨城県東海村)をめぐり、住民らが事業者である日本原子力発電(原電)に対して運転の差し止めを求めている裁判の証人尋問が1月31日、水戸地裁(前田英子裁判長)で開かれました。
新規制基準に基づき、東海第2原発のプラント審査を担当した原電の門谷光人氏が尋問に立ちました。

門谷氏は、東海第2原発の圧力容器の設計や原子炉を覆う格納容器の耐震性について、新規制基準に沿っていると主張。
福島原発事故をふまえ、「大きな地震や津波にも耐えられるようにしている」と述べ、防潮堤の建設や可搬型の設備を設けるなど、対策を講じていると述べました。

原告側は、原電が東海第2原発の耐震設計について、「保守性が考慮されている」としていることに対し、想定を超える地震動が発生する可能性について問いましたが、原電側は「地震がどのように起きるかは予測が難しい」と主張。
「基準地震動を超える地震がこないとは言えない」と述べ、大規模地震の発生については否定しませんでした。

次回は2月6日(木)午前10時から、東芝で原子炉格納容器の設計に携わった後藤政志氏が原告側の証人尋問に立ちます。
裁判は5月21日に結審予定。

(「しんぶん赤旗」2020年2月1日付より転載)