県立高校の新設を 市民団体が署名提出 山中たい子県議同席 つくば

茨城県つくば市に県立高校の新設を求めている市民団体「つくば市の小中学生の高校進学を考える会」(片岡英明代表)は10月31日、7,075人分の請願署名を伊沢勝徳県議会議長宛てに提出し、市内高校の学級増と新設校の設置を求めました。日本共産党の山中たい子県議が同席しました。

つくばエクスプレス(TX)の沿線開発などで子どもが急増するつくば市では、かつての県立高の統合とも相まって学校不足が深刻になっています。

署名活動は「考える会」のメンバーを中心に9月にスタート。商業施設などで1か月余り、対面での署名収集が続けられました。

片岡代表は、保護者にとって市外への通学費が経済的な負担になっていることなどに触れた上で、「7千人を超える署名は驚異的。高校の選択肢がないつくば市の要望を受け止めてほしい」、「“オールつくば”で取り組んできたので次につなげたい」と話しました。

「考える会」のメンバーで小学生の子ども2人を持つ母親(40)は、「署名を通じて、多くの人と高校不足の認識を深めることができた。新設への期待は大きい」と話しました。
請願は県議会文教警察委員会に付託され、審議されます。

(「しんぶん赤旗」2022年11月2日付より転載)

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