沢地に産廃処分場 「ありえない」 茨城・日立で抗議デモ
茨城県が日立市を候補地とする新産業廃棄物最終処分場の整備をめぐり、9月30日、計画に反対する30人余の住民が「日立を汚すな」、「水源守ろう」などとコールを上げながら、市内をデモ行進しました。
「県産業廃棄物最終処分場建設に反対する連絡会」(荒川照明代表)が呼びかけたもの。
整備計画は、県が日立市の太平田鉱山跡地を候補地として進めているもので、生活環境などへの懸念から、住民からは反対の声が上がっています。
参加者は、周囲を流れる鮎川について、国が義務付ける洪水浸水想定区域に指定されないまま供用が開始される恐れを指摘。
「鮎川で洪水が起これば廃棄物が押し流されて危険」、「沢地に処分場などあり得ない」などとアピールしました。
(「しんぶん赤旗」2022年10月7日付より転載)