茨城県議会 東電出身・民主議員 原電を全面擁護 「東海第2の安全審査へ支援を」
10月8日の茨城県議会代表質問で、民主党の佐藤光雄議員(水戸市選出)は、東日本大震災時に被災した東海村の日本原電東海第2原発の再稼働に向けた支援を県に求めました。佐藤議員は東京電力の出身です。
質問で佐藤議員は、「太陽光や風力などの再生可能エネルギーはコストもかかり、供給が不安定。きびしい国際情勢のなかで生き残り、発展していくためには安定的かつ安価なエネルギーが必要だ」と前置きしました。
そのうえで、「本県はわが国の原発発祥の地であり、国のエネルギー政策に大きな役割を果たしてきた」と強調し、「津波被害を最小限にくい止めたのは原電が対策をとってきたからだ」と原電を全面的に擁護。
「原発が県発展に寄与してきた事実を踏まえ、東海第2原発の安全審査への支援を行うべきだ」と知事に迫りました。
自民党議員席からは、「自民党でさえ言えないことを言っている」という声が漏れました。
(「しんぶん赤旗」首都圏版 2013年10月9日付より転載)