再稼働方針 政府へ抗議文 東海第2原発 廃炉求め大集会 水戸
日本原子力発電東海第2原発（茨城県東海村）の廃炉を求める「STOP！東海第2原発の再稼働いばらき大集会」が8月27日、水戸市で取り組まれ、約450人が参加しました。「いばらき大集会」実行委員会が主催したもの。
福島県新地町の漁師・小野春雄さんが登壇し、東京電力福島第1原発事故の放射能処理汚染水の海洋放出を決めた閣議決定について、「怒り心頭ではらわたが煮えくり返る。海に流せば、福島の魚が売れず取り返しがつかない。政治の暴走は世論の力でしか止められない」と放出阻止を力説。
福島第1原発の放射能処理汚染水の海洋放出阻止を訴える漁師の小野春雄さん＝8月27日、水戸市
脱原発弁護団全国連絡会の海渡雄一弁護士は、岸田文雄政権が来夏以降、東海第2を含む7基の原発を追加して再稼働をめざす方針を表明したことに対し、「中身が間違っているだけでなく、民主的な正当性もない」と訴えました。
政府の再稼働方針に対し、撤回を求める抗議文を採択しました。
（「しんぶん赤旗」2022年8月30日付より転載）