東海第2原発 再稼働の賛否問う条例制定を 署名9万899人分提出 茨城
東海第2原発(茨城県東海村)再稼働の賛否を問う県民投票条例の制定をめざす「いばらき原発県民投票の会」は4月22日、本請求に必要な署名数が9万899人に達したと明らかにしました。法定必要数を1.87倍上回りました。
「県民投票の会」はこの日、県内全44市町村の選挙管理委員会に署名簿の本提出を完了。
各自治体で署名簿の審査・縦覧を経て、来月25日に大井川和彦知事に本請求を行う予定です。
「県民投票の会」の徳田太郎共同代表は、必要数の約5万人分を大きく上回ったことに「受任者や署名に協力してくれた人の気持ちが積み重なったもので、重みのある数だ」と強調。
姜(かん)咲知子共同代表は、「集まった声を知事や県議にきちんと伝えたい」と話しました。
条例案は、6月8日に始まる県議会に上程される見込みで、議会での条例案可決が大きな焦点になります。
(「しんぶん赤旗」2020年4月24日付より転載)