東海第2原発 核燃料装荷は事前了解の対象 水戸市長、中庭次男市議に答弁

水戸市の高橋靖市長は6月13日、日本原子力発電東海第2原発(茨城県東海村)の「使用前検査」について、核燃料の装荷が、立地周辺6市村が有する事前了解の対象になるとの認識を示しました。
日本共産党の中庭次男議員の質問に答えたもの。

「使用前検査」は、原発施設に用いられる材料や強度などを「工事計画」に照らして調べるもので、核燃料を装てんし、原子炉を起動して行われます。

中庭氏は、「事前了解が得られない限り、原子炉に核燃料が挿入されることはないということか」と市長に問いただしました。

高橋市長は、「試験のための稼働であっても、燃料を装荷し、原子炉を動かすことは再稼働であるという認識だ」と表明。原電をはじめ、6市村の共通理解だと答弁しました。

中庭氏は、東海第2原発に続いて、札幌地裁が先月、北海道電力泊原発の運転を差し止める判決を出したことに言及。東海第2原発の再稼働に反対するよう市長に重ねて求めました。

(「しんぶん赤旗」2022年6月18日付より転載)

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