「保健所残して」 茨城県方針に反対、鉾田市で全会一致

県内4件目の意見書可決

茨城県が保健所の統廃合を計画している問題で、鉾田市議会は6月22日、鉾田保健所の廃止計画に反対し、存続を求める意見書を全会一致で可決しました。
同市議会の地元保健所の廃止に反対する意見書可決は、常総、常陸大宮、大子の2市1町の3議会に続き4件目。
大井川和彦知事は県議会第2回定例会に「保健所数を現在の12カ所から9カ所に再編する。その実施時期を来年4月とする案を保健所再編検討懇話会に提示した」などと説明しており、統廃合を強行する構えです。
鉾田市議会が可決した意見書は「統合される潮来保健所への移動には精神的、労力的に多大な負担になる」と指摘。「鉾田市は東海第2原発から30キロ圏内にあり、事故が起きた場合の不安感はぬぐえない。非常事態までの状況を踏まえた配慮が本筋」と述べ、存続を求めています。
(「しんぶん赤旗」首都圏版2018年6月27日付より転載)

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