新市民会館整備 差し止め要求 税金無駄遣いただす 市民団体が総会 水戸
水戸市が進める新市民会館の整備について、見直しを求めている「新・水戸市民会館計画を白紙にもどし、市民の声を反映させる会」(田中重博代表ほか2人)は5月28日、水戸市内で総会を開き、今年度の運動方針を決めました。
新市民会館は、市が来年7月の完成をめざして建設を進めているもの。
高すぎる事業費や反対地権者を追い出しての計画に、税金の支出差し止めと高橋靖市長への損害賠償を求める裁判がたたかわれています。
原告代理人の谷萩陽一弁護士は、民有地取得など多額の支出を要する中心市街地ありきの事業で、「立地判断の考慮を欠いている」と指摘。
費用対効果など十分な検討がなされていないとして、「整備が著しく妥当性を欠く」と主張しました。
原告団の田中代表が、「巨大な税金の無駄遣いで、交通渋滞が必至な場所に立地を決めた市長の判断は誤り。責任を追及していきたい」と述べました。
日本共産党の大内くみ子県副委員長(参院選挙区予定候補)、江尻加那県議、田中真己市議、中庭次男市議、土田記代美市議が参加しました。
(「しんぶん赤旗」2022年6月1日付より転載)