東海第2原発再稼働に反対 意見書の請願を審査 茨城・東海村 原子力問題調査委員会

茨城県東海村の原子力問題調査特別委員会(武部慎一委員長)が5月18日に開かれ、日本原子力発電東海第2原発(東海村)をめぐり、核燃料を原子炉に入れることで始まる「再稼働に反対する意見書」の請願を審査しました。

請願は「東海第2発電所の再稼働に反対する会」(塚原千枝子代表)が2月に提出したもの。
「原発の重大事故は地域の壊滅と避難者の故郷喪失という取り返しのつかない事態を生じさせ」るとして、東海第2原発の再稼働をさせないよう、村議会としての意見書提出を求めています。

提出者の塚原代表が、「福島の教訓で事故は起こらないという原発の安全神話は覆された。被災した東海第2の原子炉を再稼働するのはあまりにリスクが大きい」と請願の趣旨を説明しました。

村商工会が提出した早期再稼働を求める請願も審議されており、これら2本の請願審査をめぐり、今後東海第2を視察することを同日の特別委で決めました。

(「しんぶん赤旗」2022年5月21日付より転載)

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