税金無駄遣いを批判 田中真己市議 水戸市議会最終日
水戸市議会第1回定例会は3月24日、市民が建設差し止めを求めている新市民会館関連の事業費112億9300万円などを盛り込んだ一般会計当初予算案(1244億7200万円)を賛成多数で可決し、閉会しました。日本共産党は反対しました。
共産党の田中真己市議団長は、学校プールや市立幼稚園は廃止して、老朽化した公立学校の長寿命化対策の8倍もの予算を市民会館整備に計上したうえに、JR水戸駅前再開発やマンション開発には多額の税金を投入すると批判しました。
高すぎる国民健康保険税について、所得割・均等割の2方式化で市内加入世帯の4割が値上げになるとし、「市が行うべきは黒字分を活用して値下げすることだ」と強調。
後期高齢者の医療会計について、基金の活用などによる負担軽減を要求し、「市民生活にこそ税金を使うべき」として、大型開発への税金の無駄遣いをただしました。
(「しんぶん赤旗」2022年4月1日付より転載)