開発優先予算に反対 山中たい子県議 茨城県議会最終日
茨城県議会第1回定例会は3月24日、新年度の一般会計当初予算案(約1兆2816億円余)と「改正」条例案などを含む計91議案を賛成多数で可決し、閉会しました。日本共産党は当初予算案に反対しました。
共産党の山中たい子県議は反対討論で、常陸那珂港開発や霞ヶ浦導水事業のほか、企業誘致など不要不急の予算が含まれ、「大型開発優先の県政を改めるべきだ」と指摘。
「最優先すべきはコロナ禍の県民の命を守ることだ」として、学童保育や放課後デイサービスでの検査、保健所の増設と職員増など抜本的な体制強化を求めました。
共産党提出の「『非核三原則』の堅持と核兵器禁止条約の批准を求める意見書」、「ジェンダー平等を実現する法制度の改正を求める意見書」は共産党と一部無所属議員の賛成少数で不採択になりました。
(「しんぶん赤旗」2022年4月1日付より転載)