職員にパワハラ・セクハラ 茨城・城里町長が人権侵害 謝罪と改善を 藤咲芙美子議員が要求
日本共産党の藤咲芙美子議員は、12月8日の茨城県城里町議会一般質問で、町職員から上遠野修町長によるパワハラ・セクハラの被害を訴える声が上がっているとして、町長をただしました。
藤咲議員は、町長が「私が仲人する。結婚式に呼べ」、「金曜日なのに帰って子づくりに励まなければならないね」などの言葉をかけられているという町職員の声を取り上げ、「1人や2人ではない多くの職員から寄せられた悲痛な叫びだ。人格や尊厳を傷つける人権侵害で許されるものではない」と強調。議会で町職員に対する謝罪を求めました。
また、人事異動に関わって町が年1回実施している町職員への調査項目のうち、「配慮を希望する特段の事情」で、「健康状態、婚約・結婚、子育て、家族のこと」を尋ねる設問の削除を求める声が上がっているとして改善を要求しました。
町長は「そのような発言を女性に向かって私が言うことはない」と否定。
「(自身の発言の有無と告発した町職員は)調べない」と述べ、謝罪はせず、調査項目の削除については、「書きたくなければ書かないこともできる。職員組合にも聞いてみるが、積極的に書く人もいて、欄(項目)があったほうが職員のためにもなる」と述べました。
藤咲議員は、「事実関係をもとに質問している。役場全体で一掃すべき問題だ」と述べ、役場内で町長直轄外の相談窓口を設置するよう求めました。
(「しんぶん赤旗」2021年12月9日付より転載)