茨城県議会 再稼動工事即やめよ 江尻加那県議求める

10月12日の茨城県議会一般質問で、日本共産党の江尻加那県議は、日本原子力発電東海第2原発(茨城県東海村)再稼働工事での労働者の安全管理をめぐり、大井川和彦知事に原電への調査・指導を求めました。

江尻県議は下請けや孫請けなども含め、千数百人の労働者が従事していると指摘。

江尻県議のもとにコロナに感染した現場労働者から、「元請けの所長や会社社長から『産業医に聞かれたら薬も飲んでいないし、体調も問題ないと言え』と言われた」などという声が寄せられていると指摘。

別の作業員からは、放射線管理区域に入るための「電離検診」を受けていないなどの告発が寄せられていると述べ、「徹底した安全管理が求められる原子力の現場で違法行為がまかり通っている。放置すれば原発の安全も脅かされる」と強調しました。

知事は、「作業員の安全管理は、国が適切な指導・監督を行っていると認識している」と述べました。

江尻県議は、「安全軽視の県民への背信行為だ。再稼働工事は即時中止を」と求めました。

(「しんぶん赤旗」2021年10月16日付より転載)

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