東海村長選 9月5日投票 「東海第2原発の再稼働認めない」 いぬいやすよ候補訴え
茨城県東海村長選が5日投開票されます。
「いのち輝く東海村の会」が擁立する元茨城大学教授、いぬいやすよ候補=無所属新、日本共産党自主支援=は3日、村内を駆け巡り、日本原子力発電東海第2原発の再稼働ストップを訴えました。3期目をめざす山田修氏との一騎打ち。
いぬい候補は、「村民はJCO臨界事故や福島原発事故を経験し、重大な原子力災害が起きれば命の危険にさらされ、被害の回復は容易ではないと学んだ」、「命と暮らしを守るために再稼働は認めない。廃炉後の村のあり方について村民参加で議論・研究を進めたい」と訴えました。
また、山田村政が4つの村立幼稚園を東海第2原発に最も近い幼稚園に統合しようとしていることについて、「原子力防災の視点が全くない計画は見直す」、「初の女性村長の実現で女性の声を村政にいかし、安心して住み続けられる村をめざす」と呼びかけました。
共産党の大内久美子県副委員長は、「東海第2の再稼働を止められるたたかいだ。いぬい候補を押し上げ、住民のための新しい村政を」と訴えました。
(「しんぶん赤旗」2021年9月4日付より転載)