茨城7ダム湖の放射性物質調査 共産党の要望実る

茨城県は10月30日、県が管理する七つのダム湖の放射性物質について、初めて調査結果を発表しました。
調査は、日本共産党が繰り返し要望していたものです。
調査は10月15日~22日に実施され、調査結果によると、底泥から放射性セシウムが平均1キロ当たり360ベクレルが検出されました。
最高値は十王ダム(日立市)の1キロ当たり1,060ベクレル、最低値は藤井川ダム(城里町)の1キロ当たり72ベクレル。
水質からは全地点で不検出でした。
ダム湖の調査をめぐっては、生活用水の供給源となっている住民から、「渇水期になれば、湖底の汚染が気になる。子どもたちも飲む水なのでしっかり調べてほしい」との声があがっていました。
そうした住民の声を受けて、日本共産党北茨城市議団などが県に再三調査を要求。
しかし県は、各浄水場で測定していることを理由に、「実施の予定はない」と回答していました。
しかし、9月の県議会で大内久美子県議がこの問題を取り上げたとき、橋本昌知事は「県民の不安を払拭(ふっしょく)して、より安心感を得ていただくため、ダムの底泥の調査を検討する」と約束しました。
次回調査は今年12月の予定です。
(「しんぶん赤旗」首都圏版 2012年11月8日付より転載。県による発表はこちらから

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