茨城 原子力研究開発機構から放射能 党県委員会が現地調査

日本原子力研究開発機構大洗研究開発センター(茨城県大洗町)の配管表面から放射性物質が検出された問題で、日本共産党の大内久美子県議、梅沢田鶴子衆院茨城2区予定候補、小林きょうこ同3区予定候補、うの周治同4区予定候補らが11月6日、現地調査しました。
福島第1原発事故で、放射性物質に県民の関心が高まっていることから実施しました。

大洗研究開発センターで現場調査を行う大内県議ら

大洗研究開発センターで現場調査を行う大内県議ら=11月6日、大洗研究開発センター


この問題は、10月19日の自主検査で材料試験炉の廃液移送管(ステンレス製)表面に水滴などを確認し、それをぬぐった清掃用タオルから最大61ベクレルのトリチウムが検出されたというもの。水滴がついた部分は溶接部に近く、さびが発生して変色していました。
同機構側は一行に、「トリチウムは微量であり、人体や環境に影響はない」と説明。原因については「調査中」としながらも、さびによるピンホール(ごく小さな穴)の発生や応力腐食割れの可能性などを指摘。今後は当該部分を切り出して検査する考えを示しました。
(「しんぶん赤旗」首都圏版 2012年11月7日付より転載)

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