東海第2原発 「再稼働させない」強調 東海村長選 政治団体が乾康代氏擁立

日本原子力発電東海第2原発を抱える茨城県東海村長選(8月31日告示、9月5日投開票)をめぐり、政治団体「いのち輝く東海村の会」は8月6日、県庁内で記者会見し、元茨城大教授の乾康代氏(67)=無所属新、日本共産党が自主支援=を擁立すると発表しました。

乾氏は山田修村政について、女性の意見が反映されておらず、「ジェンダー視点が欠落している」と指摘。
東海第2原発について、村民の大きな居住不安の元になっていると述べ、「再稼働させないという声を明確に上げる」と強調しました。

「いのち輝く東海村の会」は、▽地域防災会議などの政策決定の場に女性登用を進める▽希望する村民への無料のPCR検査実施▽豊かな財政力を福祉に生かし「福祉日本一の村」をめざす▽少人数学級の拡充─などの政策を掲げています。

村長選に出馬表明したのは、山田氏に次いで乾氏が2人目です。

乾氏の略歴

大阪大学文学部卒。茨城大学教育学部教授などを歴任。
現在、茨城大学非常勤講師、新建築家技術者集団代表幹事。

(「しんぶん赤旗」2021年8月7日付より転載)

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