下水道料金改定 水戸市が「慎重に検討」 田中真己氏が市議会で一般質問
日本共産党の田中真己水戸市議は、6月16日の市議会一般質問で、来年度に改定される下水道料金と、市が加わる「那珂久慈流域下水道」の料金値下げを求めました。
田中市議は、市がこれまで3年ごとに5回にわたって下水道使用料を値上げしてきたと指摘。
市が「行財政改革プラン2016」で来年度の料金改定を予定しているとし、「減らし続けてきた一般会計からの補助金を元に戻せば値下げも可能だ」と力説しました。
また、水戸市も含む那珂川と久慈川流域の9市町村などで構成し、県の過大な見積もりで進められてきた「那珂久慈流域下水道」も、来年度の料金改定の際に値下げを求めました。
圷貴之・市下水道部長は、コロナ禍による地域経済への影響から料金の改定について、「慎重に検討したい」と答弁。
「那珂久慈流域下水道」の料金改定についても、コロナ禍による市民生活への影響を踏まえるよう、9市町村などとともに、県に対して要望する考えを示しました。
田中市議は、「料金を値上げすれば市民の苦しみに追い打ちをかけることは明らかだ」と述べ、値上げの中止を重ねて要望しました。
(「しんぶん赤旗」2021年6月18日付より転載)