産廃処分場に反対 2,850人分 日立市長に署名提出
茨城県が日立市に計画する「新産業廃棄物最終処分場」の整備をめぐり、「県産業廃棄物最終処分場建設に反対する連絡会」(荒川照明代表)は6月4日、小川春樹市長に反対署名2,850人分を提出しました。
昨年から継続して取り組まれてきた署名は、計1万5550人分に達しました。
署名提出には、日本共産党の千葉達夫市議が同席。市の鈴木勝也リサイクル推進課長が応対しました。
連絡会は、「市環境基本条例に『市民と市が連携し、良好な環境を創造していく』とあるが、“市民の意見を聞く会”を市は開いていない。開催すべき」、「処分場建設による洪水の危険性があるが、防災調整池の規模など具体的な内容を県は示していない」などの市民の声を紹介しました。
県作成の処分場計画チラシについて、「県は『市報に折りこまない』と説明していたが、候補地の地元で折り込まれ配布された」と県の対応をただしました。
鈴木課長は、「意見を受け止め報告する」と応じました。
連絡会の荒川代表は、「署名が1万5千人分を超えて良かった。市の人口1割の1万7千人、さらに2万人分をめざしたい」と話しました。
(「しんぶん赤旗」2021年6月8日付より転載)