年の瀬学生支援 農民連など食材提供 茨城・つくば
茨城県つくば市の団体「学生応援プロジェクト@つくば-PEACE-」は12月27日、新型コロナウイルスで生活が困窮している筑波大学生を支援しようと、市内で食材の無償提供を行いました。2回目の取り組みになります。
食材は県農民連や産直ネット、個人農家などから提供されました。
食材提供の開始前から学生らが列をつくり、米、野菜、即席麺、レトルト食品やトイレットペーパーなどの日用品を受け取っていました。
筑波大学4年の男子学生(22)は、「学童クラブのアルバイトをしているが、シフトの時間が減り、バイト代が減ってしまっている。SNSで知り、初めて参加してみた。お金もなく、生活の足しになって、とてもありがたい」と笑みを浮かべました。
主催者が実施したアンケートには、「オンライン授業になり友達とふれ合う機会がなく寂しい」、「バイトの収入が減り節約している」などの声が寄せられました。
「PEACE」の冨山香織代表は、「たくさんの学生が参加してくれた。喜ぶ顔を見ることができてよかった」と話しています。
(「しんぶん赤旗」2020年12月28日付より転載)