産廃最終処分場の中止求める 8千人分の署名提出 茨城・日立
茨城県が日立市に計画している「新産業廃棄物最終処分場」の整備をめぐり、「県産業廃棄物最終処分場建設に反対する連絡会」(荒川照明代表)は12月2日、小川春樹市長あてに建設の中止を求める署名8,000人分(第1次分)を提出しました。橋本仁一生活環境部長が応対しました。
近隣に保育園や小学校が立地する太平田鉱山跡地が候補地になり、市民から環境や交通安全上の懸念が出ています。
署名は、▽県知事に産廃処分場の建設を受諾しないよう、市長が回答する▽市として、市民の意見を聞く会を小学校区単位で開く─の2点を要望しています。
保育士の女性は、「交通量が増えて怖い。子どもの未来を守るために建設はやめてほしい」と力説し、市内の女性は、「故郷をゴミ捨て場にするのはやめてほしい」と求めました。
橋本部長は、「意見を受け止め、判断したい」と応じました。
連絡会の荒川代表は、「8,000人という凄い数が集まった」と話し、来年2月末をめどに第2次分の署名に取り組む意向を示しました。
日本共産党の小林真美子市議、千葉達夫市議が同席しました。
(「しんぶん赤旗」2020年12月4日付より転載)