東海第2原発 「安全対策工事」視察へ 周辺6首長が確認

日本原子力発電東海第2原発(茨城県東海村)をめぐり、再稼働への「事前了解権」を持つ周辺6市村の首長でつくる「原子力所在地域首長懇談会」(座長・山田修東海村長)の会合が11月4日、那珂市内で開かれ、6首長らが東海第2原発再稼働をめぐり、協議しました。会合は非公開。
山田村長は報道陣の取材に、原電が進めている東海第2原発の「安全対策工事」について、6市村として視察することを会合で確認したと報告しました。
また、「事前了解」を盛り込む「新安全協定」について、「(6市村側は)明確にスタートしている認識だが、事業者が受け止めておらず齟齬が生じている」とし、協定が定める「協議会」の設置について、具体的な検討を進めていく意向を示しました。
山田村長は、「広域避難計画」の策定について、「実効性のある計画は各首長も悩んでいて共通の課題だ」としました。
(「しんぶん赤旗」2020年11月5日付より転載)

おすすめ