原電事務所前で抗議行動 水戸 福島の避難者も

「3・11」を目前に控えた3月8日夜、水戸市の日本原電茨城総合事務所が入居する県開発公社ビル前で、約40人が東海第2原発(東海村)の廃炉や原発ゼロの実現をアピールする30回目の金曜行動に取り組みました。
毎回参加している石岡市の男性(61)は、スピーチで「安倍(首相)は原発の再稼働をねらっている。われわれの願いとはあべこべだ。次世代に核のごみを押しつけていいのか」と声を張り上げました。
福島第1原発の地元、富岡町から水戸市に避難している女性(58)は、「この国は被害者に全然謝らないし、ごまかそうとさえしている。被害は東北3県(岩手、宮城、福島)だけではない。この茨城も被害を受けている。11日には福島で静かに供養したい」とのべました。
「原発や事故に関するマスコミ報道が少なくなっている」「福島の原発事故などなかったかのようだ。ここにいる人たちが脱原発を訴えていこう」などの発言が続きました。
(「しんぶん赤旗」首都圏版 2013年3月10日付より転載。今後の予定については「脱原発ネットワーク茨城」のページ、「原電いばらき抗議アクション」のツイッターなどをご覧下さい。
3月11日はつくばで「さよなら原発パレード」、水戸で「誓いのキャンドル・みとナイト」などが行われました。)

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