新型コロナウイルス犠牲者を追悼 水戸でキャンドルナイト
新型コロナウイルスの犠牲者を追悼する「キャンドルナイト」が8月8日夕、水戸市で行われ、参加者が一日も早いコロナ禍の収束を願いました。
この催しは、市内で絵画などの文化教室を展開する「みかど商会」が毎年行っているもの。
終戦記念日を迎える毎年8月に取り組まれてきましたが、今年はコロナウイルスの犠牲者を追悼しようと開かれました。
会場ではシンガーソングライターによる楽曲演奏の中、参加者がキャンドルに火を点灯。
タペストリーに「優しさのパンデミックを」「ウイルスに心まで感染しないように気遣おう」「広い心で全てと共生を」などのメッセージを添えていました。
みかど商会の橘さち子さん(36)は、「世界のコロナ死者が70万人を超える中、犠牲者と共に戦没者を追悼し、世界平和を祈ろうと企画しました」と話しています。
通りがかりで参加した市内の男性(25)は、「コロナでみんな沈んでいるけれど、きれいな空間で明るい気持ちになれました。参加して良かったです」と話していました。
(「しんぶん赤旗」2020年8月11日付より転載)