水戸・新市民会館計画問う署名 法定数3倍提出 住民投票条例求め

水戸市(高橋靖市長)が市街地再開発事業で巨大な新市民会館の建設を計画している問題で、「新・市民会館計画を白紙にもどし、市民の声を反映させる会」(市民の会)は3月17日、建設の賛否を問う住民投票条例の制定に関する直接請求署名1万4982人分を市選挙管理委員会に提出しました。

住民投票条例の制定を求めた署名を積み上げ、公正な審査を求める「市民の会」の田中代表(前列右)ら=3月17日、水戸市

住民投票条例の制定を求めた署名を積み上げ、公正な審査を求める「市民の会」の田中代表(前列右)ら=3月17日、水戸市


水戸市の直接請求に必要な署名の法定数(有権者の50分の1)は3月2日現在で4,414人。
提出された署名数は法定数の3倍を超えました。
署名提出に当たり、「市民の会」の田中重博代表は、「この署名には『税金の無駄遣いはやめてほしい』という市民の願いが込められている」と述べ、市選管に公平・公正な審査を求めました。
会見した田中代表は、「目標としていた1万人を突破できたことは、市民運動の歴史的な成果だ」と強調。
「市議会の採決が焦点になるが、市民の声を反映した審議を求めたい」と語りました。
今後、市選管で署名の有効性が確認された後に市民の会が市長に本請求し、市議会が条例案を可決すれば住民投票が実施されます。
新市民会館は収容人員3,700人、総事業費300億円以上で、市民から計画見直しを求める声が上がっています。
(「しんぶん赤旗」 2016年3月18日付より転載。詳しくは「市民の会」のWebサイトをご覧ください)

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