茨城・那珂市議選 2月9日告示 東海第2原発 廃炉求める議席必ず 花島進氏
茨城県那珂市議選(定数18)は2月9日告示(16日投票)されます。
日本共産党は花島進市議(69)=現=が2期目の議席確保に挑みます。
東海第2原発の周辺30キロ圏内に入り、東海村に隣接する那珂市は、再稼働の是非をめぐって首長の事前了解を必要としています。
花島氏は、日本原子力研究開発機構で技術・研究職にあたってきた経験から、原子力の「安全神話」を蔓延させてきた国や原子力業界を批判。
議会では東海第2原発の再稼働を「愚かな選択だ」と廃炉を要求し、先崎光市長は、「議会の意見を十分に考慮する」と答弁しました。
また、花島氏は、有識者による原発の賛否についての議員勉強会を提案し、実現させるとともに、耐久性が不十分な那珂市のゴミ袋についても、値段を変えずに改良させました。
花島氏は、▽高すぎる国民健康保険税の引き下げ▽小学校入学時にランドセルを無償支給▽高校生への給付制奨学金の創設─などの公約を掲げています。
選挙戦は現職14人、新人3人、元職2人の19人が立候補を予定(共産1、自民1、公明1、維新1、無所属15)し、1人はみ出しの少数激戦となる見込みです。
(「しんぶん赤旗」2020年2月7日付より転載)