県母親大会で浜矩子さん講演 安倍政権の政策断罪
茨城県常陸大宮市で6月2日、第59回茨城県母親大会が開かれ、県内各地から980人が集まりました。茨城県母親大会実行委員会(小野瀬芳枝実行委員長)が主催しました。
全体会では、参加者が各地で取り組む運動のようすを報告。
「社会不安を広げる消費税増税はストップを」(鹿行民主商工会)、「地域医療の充実で命のとりでを守ろう」(茨城県厚生連労働組合)、「東海第2原発の再稼働ストップで安心して暮らせる茨城に」(さよなら原発いばらきネットワーク)などとアピールしました。
「幸せの経済への帰り道~求められる政策の正しい在り方」と題して、同志社大学大学院教授の浜矩子さんが講演。
「経済は本来人を幸せにするものだ」と述べ、安倍政権の「下心政治」が進めるアベノミクスを「ドアホノミクス」と断罪。経済政策の使命である弱者救済を果たさせようと呼びかけました。
分科会では、消費税増税や東海第2原発、農業や女性の人権などの問題について意見交流しました。
参加者らは、「いのちと暮らしを脅かす政治から国民一人ひとりが大切にされる政治に変えよう」とする大会宣言を採択。東海第2原発再稼働と9条改憲反対、消費税増税中止を求める特別決議を上げました。
(「しんぶん赤旗」2019年6月5日付より転載)