<列島だより>原発事故を考える 茨城

福島第1原発事故の影響について考える講演会が9月10日、水戸市内で開かれました。「核戦争を防止し平和を求める茨城医療人の会」(桜井保之会長)が主催したもので、80人が参加しました。
講演した獨協医科大学国際疫学研究室の木村真三室長は、同原発を抱える福島県をはじめとする東日本大震災の被災県の人口の推移や関連死者数をグラフで示し、内部被ばくの実態も指摘しました。
そのうえで、賠償金打ち切りなどの強制帰還策や住民分断策をきびしく批判。「チェルノブイリ、福島に続く過酷事故は人類にとって取り返しがつかないことになる。それを止めるのはわれわれ人間の責任だ」と訴えました。
(「しんぶん赤旗」地域発2017年9月14日付より転載)

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