即時原発ゼロを 各地で官邸前行動に呼応 茨城

毎週金曜日の首相官邸前抗議行動に呼応して、首都圏各地でも9月14日を中心に、駅前や電力会社前などで、多くの市民が「原発はいらない」「即時原発ゼロの実現を」などと唱和の声を響かせました。
茨城県内各地から水戸市に集まった70人を超える人たちが14日夕、日本原電茨城総合事務所が入居する県開発公社ビル(県庁舎北側)前で、大飯原発の再稼働に抗議し、老朽化している日本原電東海第2原発の廃炉を要求する行動を繰り広げました。
参加者らはドラムや太鼓、タンバリンなどを打ち鳴らし、「大飯原発、大いに危険。玄海原発、限界だ」「東海第2、ボロボロ原発。廃炉にするぞ」「子どもを守れ」などの唱和を繰り返しました。
原発プラントメーカーの日立製作所で働く女性(55)がマイクを握り、「原発反対運動を大きく広げたい。再稼働は許してはならない」と力強く訴えました。
「定年後、鹿嶋市に移り住んだ」という男性(69)は、「福島(第1原発)の事故が起こるまでは、原発は安全なものと思っていた。今では事故がなかったかのような論調を掲げるマスコミもある。再稼働には絶対反対だ」と話しました。
日本共産党の田中真己水戸市議、江尻加那水戸市議がそれぞれあいさつし、連帯してたたかう決意を述べました。
(「しんぶん赤旗」首都圏版 2012年9月16日付より転載)

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また、同じ日の14日、午後6時から牛久駅東口で「原発なくせ牛久集会」が開かれました。
千葉県柏市の高校教諭は、空間線量が毎時0.55マイクロシーベルトになっているのに、県当局の対応が非常に遅いと告発。子どもが安心して勉強できる環境をつくりたいと述べました。
日本共産党茨城県委員会の竹内副委員長もあいさつ。
同日に下妻市議会で東海第2原発の廃炉を求める意見書、13日につくばみらい市でも再稼働反対の意見書が可決し、東海第2原発を廃炉または再稼働反対とする意見書を可決した県内の自治体が21自治体になった事を報告すると、大きな拍手が起きました。
茨城県南での官邸前行動に呼応した集会ははじめて。
進行役を務めた森川さんは、「来週もやりましょう」と結びました。

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