茨城県知事選 健闘の鶴田氏会見
市民の共同 育てる希望
8月27日投開票の茨城県知事選を市民と6政党・団体の共同候補としてたたかった鶴田真子美氏は、同日夜、大井川和彦氏当選確実の報を受け、会見しました。
鶴田氏が、支援者らに感謝の意を表明し、44行政区のうち43で市民による支援団体である「いのち輝く会」が結成されたことにふれ、「きょうが始まりです。市民が育つという希望に燃えている」とのべると、事務所に集まった支援者らから声援と拍手が起きました。
自身への投票数と東海第2原発に慎重姿勢を示した橋本昌氏の投票数を合わせると相当数になることを挙げ、大井川新知事には、原発を止めたいと思っている有権者が大勢いることを受け止めて県政を担ってほしいとのべました。
事務所には「輝く会」共同代表や6政党・団体代表も勢ぞろいし、「会」共同代表の二見伸明元運輸相は「鶴田氏が立候補しなければ、大井川氏が圧勝していた。市民の共同はこの知事選がスタート。まかれた種を共に育て、結果を出していこう」とのべました。
出席者からも「もっと時間がほしかった。仕切り直して、頑張ろう」「43の地域で新しい運動が始まった」などの発言が続きました。
鶴田選挙事務所スタッフの坂本義史さんは「大きなうねりが生まれていると感じます。新しいつながりを足場に、今後も原発廃炉や茨城の産業を生かす活動に取り組みたい」と話しました。
(「しんぶん赤旗」首都圏版2017年8月29日付より転載)