「低評価に説明ない」旧動燃の不当差別裁判 水戸地裁で弁論

核燃料サイクル開発機構(旧動燃)の労働者6人が組織統合で発足した日本原子力研究開発機構を相手取り、不当差別の是正を求めている裁判の第10回口頭弁論が8月31日、水戸地裁(河田泰常裁判長)で開かれました。
口頭弁論終了後、原告側の報告集会で、平井哲史弁護士が原告、被告の双方がやりとりした書面や進行協議の内容を説明。▽今年3月に追加提訴した2人について、原告側が「なぜ低い処遇になったのか」と聞いたことにたいして、被告側は「人事評価の結果だ」と言うだけで、「なぜそう評価をしたのか」の理由を一切説明していない▽被告側は先に提訴した4人についても、人事評価が低い理由を説明していない-などと指摘。追加提訴の2人について、「人事評価が低く評価される理由はなにもないと主張していく」と述べました。
次回口頭弁論は11月2日午後2時半から。
(「しんぶん赤旗」首都圏版2017年9月1日付より転載)

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