民主的な職場を 動燃差別撤廃訴訟 勝利めざす集会開かれる 水戸
動力炉・核燃料開発事業団(現日本原子力研究開発機構)からの不当差別に対し、元職員の6人が損害賠償などを求めている裁判の勝利をめざす集会が7月30日、水戸市で開かれました。裁判を支援する団体などが主催。
この裁判は、旧動燃が警察と一体になって労働者の身辺を探り、職場の安全確保などを訴える労働者を「非良識派」などと敵視し、昇給差別などの不当な扱いをしたとして、その是正を求めているもの。
森友学園への国有地売却をめぐる公文書改ざん問題で夫が自死し、国などを訴えている赤木雅子さんが画面越しに参加し、ジャーナリストの相澤冬樹さんと対談。
赤木さんは、改ざんを指示した財務省の元理財局長が出廷しなかったことを批判し、「これからも諦めず、真実を知るためにたたかっていきたい」と訴えました。
相澤さんは、「組織に個人で対抗するのはつらいが、おかしいと言い続け、みんなで声を上げていく必要がある」と訴えました。
動燃裁判の原告が登壇し、小松崎賢治原告団長が「意図的に低い評価をされたのは明らかだ。裁判を通して民主的な職場を取り戻すために、力を貸してほしい」と支援を呼びかけました。
(「しんぶん赤旗」2022年8月2日付より転載)