国の原発政策聴取へ 茨城・東海村議会原子力特別委員会

茨城県東海村議会の原子力問題調査特別委員会(武部慎一委員長)は2月1日、東海村に立地する日本原子力発電東海第2原発の請願をめぐり、今後の審査の進め方について議論しました。

議会には、東海第2原発の再稼働と廃炉を求める請願がそれぞれ2本提出されており、審査が継続中。広域避難計画や放射性廃棄物の問題などについて、推進派・反対派の双方が専門家を招き、意見を聴取してきました。

特別委では、▽新増設・運転延長をめぐる国の原発政策▽原発のコスト▽東海第2の原子炉経年劣化─などについて、新たな調査項目に加えるよう意見が出され、次回以降の特別委でまとめることにしました。

日本共産党の大名美恵子委員は、村商工会が提出している東海第2原発の再稼働を求める請願について、原電が商工会の理事に加わっているとして、特定団体の利益につながる事業を禁じた商工会法に抵触すると指摘。この問題について、今後の特別委で審議することにしています。

(「しんぶん赤旗」2023年2月3日付より転載)

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