再生エネ先進県に 茨城県知事選 鶴田候補、原発廃炉訴え
8月27日投票の茨城県知事選(立候補3人)。市民と野党の共同候補、「いのち輝くいばらきの会」の鶴田まこみ氏=日本共産党、新社会党など6政党・団体推薦=は8月12日、終日水戸市内を駆け巡り、元社民党市議らの応援も受け、商店街やスーパー前などで支持を訴えました。
立候補しているのは鶴田氏のほかに、現職で7選をねらう橋本昌氏(71)、新人で元経産省官僚の大井川和彦氏(53)=自民、公明推薦=の2人。
一大争点になっている東海第2原発(東海村)について、鶴田氏は「原発にしがみつく日本は異常。いのちと相いれない原発は廃炉に持ち込み、茨城を再生可能エネルギーの先進県にしましょう」と力を込めました。
茨城の財政力指数が全国8位なのに医療・福祉、教育の指標が最低クラスという実態を紹介し、その原因が大型開発優先の県政にあると指摘。「大型開発をやめれば医療や福祉の財源が確保できる。税金は県民のために使われるべきだ」と、くらし最優先の県政実現を呼びかけました。
元社民党市議の玉造順一さんが応援あいさつ。「橋本県政は不公正。多選の弊害も出ている。行政の私物化は許されない。市民派の知事を誕生させましょう」と必勝を訴えました。
(「しんぶん赤旗」2017年8月13日付より転載)