原子力機構 樹脂分解でガスか 破裂のビニール袋中で

日本原子力研究開発機構の大洗研究開発センター(茨城県大洗町)で作業員5人が被ばくした事故で、原子力機構は6月22日、点検中に破裂したビニール袋の中には、実験で使ったプルトニウム酸化物など放射性物質の粉末と、粉末をエポキシ樹脂で固めたものが入っていた可能性が高いことを明らかにしました。

同日開かれた文部科学省調査チームの会合で説明しました。同省によると、エポキシ樹脂の放射性分解でガスが発生する可能性があるといいます。

文科省などによると、飛散した放射性物質は保管を開始した1991年当時の記録から、X線解析などの実験に使った後の試料と判明しました。当時の記録や実験に携わった退職者らからの聞き取りでは、測定の際、粉末の放射性物質をエポキシ樹脂で固めていたといいます。

測定後、一部は熱処理してエポキシ樹脂を取り除きましたが、樹脂を除去しないものもありました。これらが容器に入っていた可能性が高いといいます。

原子力機構は、被ばく事故があった同センター燃料研究棟108号室の汚染調査を7月上旬に始め、推定原因の究明を同下旬ごろまでに進める方針を明らかにしました。

(「しんぶん赤旗」2017年6月23日付より転載)


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