安心の介護保険に 茨城県社保協が講演会
茨城県社会保障推進協議会は10月22日、「安心して老後を暮らせる介護保険を」と題した講演会を水戸市内で開きました。
講演した中央社会保障推進協議会の前沢淑子事務局次長は、2014年に介護保険法を改悪し、予防給付の見直しや一定以上の所得者の利用料を引き上げたことなどを批判。
「改悪の実態を可視化して、改善を求めていくことが大事になっている」と訴えました。
さらに、▽65~74歳の原則2割負担▽給付の割合を介護度ごとに変える▽介護保険料負担を40歳以下への拡大─などを盛り込んだ改悪法案が検討されていることを指摘。
次期総選挙で重要争点に押し上げる必要性を浮き彫りにしました。
また、安倍政権のもとで、介護保険法の改悪をはじめ、社会保障制度の切り捨てが「戦争をする国」づくりと一体になってすすめられていることも告発し、自民党の改憲案を批判。
生存権を保障した憲法25条を守るために、改悪法案を提出させないたたかいを呼びかけました。
(「しんぶん赤旗」首都圏版 2016年10月25日付より転載)