水戸市議会 新市民会館建設問う住民投票条例案 審議始まる

水戸市が市街地再開発事業で計画している巨大な新市民会館(収容人員3,700人、総事業費300億円以上)建設の賛否を問う住民投票条例案を審議する市議会臨時会が5月11日から始まりました。条例案は16日に採決されます。
臨時会は、「税金のムダづかい」などとして建設の賛否を問う条例制定を求める署名を法定数(有権者の50分の1)以上集めた「市民の会」(新・水戸市民会館計画を白紙にもどし、市民の声を反映させる会)が高橋靖市長に本請求したのを受けて招集されたもの。
条例案を提出した高橋市長は、「市民サービスが後退することはない。早期整備に向け、全力で事業をすすめる」などと述べ、条例制定は必要ないとの考えを示しました。
議案質疑に立った日本共産党の中庭次男議員は、▽新市民会館建設で、市民は福祉や教育予算が削減されると心配している▽高橋市長は、昨年の市長選で予定地や規模、事業費などに一切ふれていなかった▽高橋市長が現計画を市民に支持される自信があるなら、住民投票で賛否を問えばよいのではないか─などと指摘しました。
(「しんぶん赤旗」 首都圏版 2016年5月13日付より転載)

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